ピッチ補正だけ悪者にするな!!!

自論

こんにちは、カラガラです。

今日は、最近話題になっている「The First Take」というYouTubeチャンネルについてお話ししたいと思います。実は、このチャンネルについて、やらせ問題があるというツイートが広まり、注目を集めています。

「The First Take」は、一発撮りで歌を披露するチャンネルであり、タイトルの通り、1回目のテイクをそのまま公開しています。しかし、実際のところ、歌声は後で加工されており、音程や修正が行われています。これは嘘なのか、それとも演出なのか、という疑問がツイートで広まっているのです。

私の意見を述べさせていただくと、まず皆さんが勘違いしているのは、ピッチ補正が魔法ではないということです。さらに言えば、歌はピッチだけが重要ではないということも大切です。また、より良い音を聴かせる手段があるのに、それを活用しないのは意味がないと思います。以上、3つのポイントについて考えてみましょう。

ピッチ補正は魔法ではない

まず、ピッチ補正は魔法ではありません。

代表的なピッチ補正ソフトとしては、メロダインやオートチューンがあります。

メロダインを使ってピッチ補正を行えば、その効果を実感することができます。

しかし、ピッチ補正をしたからといって、下手な歌が上手くなるわけではありません。下手な歌は他の要素も問題である場合があります。

全く異なる音程を修正しても、自分が高い声を出したように綺麗に聞こえるわけではありません。ピッチ補正はある程度近しい音程で歌っていて、わずかにずれている場合や全体的に低めになっている場合など、部分的に修正する際にピッチ補正は効果的です。しかし、完全に異なる音程の歌をピッチ補正で強引に修正しても、自然な音にはなりません。

ピッチだけが重要な要素ではない

次に、ピッチだけが重要な要素ではありません。

当たり前のことですが、音程が合っていても発音が不明瞭だったり滑舌が悪い場合は、歌は上手く聞こえません。例えば、絶対音感を持っているけれど滑舌が悪いおじいちゃんが歌っても、素晴らしいとは言えません。感動を与えるかどうか、それによって評価されるのです。もちろん、ある程度感動させるかもしれませんが、本当に良い歌とは言えません。

ピッチだけが重要ではなく、滑舌やリズムなども大切な要素です。リズムも修正はできますが、全てを修正することは不可能です。

また、演出も重要です。例えば、ビブラートなどの個性的な要素や、歌をどのように演出するかも大切な要素です。

さらに、誰が歌っているかやその人のイメージによって、聴き手の感覚も変わってきます。声自体も重要な要素です。つまり、歌にはさまざまな要素が重要であり、ピッチ補正だけに注目されることは奇妙です。

より良くするのは当たり前

最後に、より良く聴かせる手段があるのに、それを活用しないのはどうなのかという話です。

たとえば、彼氏がいる女性が初デートに行く際、可愛く見られるためにスキンケアや髪のケアをするのは当然ですが、メイクもするでしょう。自分自身をより魅力的に見せる手段があるのに、大切な場面でそれをしないのは正しいことでしょうか?

音楽も同じです。生歌を披露する場面であれば、もちろん生声で聴かせるべきです。しかし、今回の「The First Take」のように、録音してから公開する場合には、できるだけ良い音で聴かせようとするのは自然なことだと私は思います。

ピッチ補正だけに注目されるのはおかしなことです。

実際に「The First Take」では、歌手の前にマイクが立っているだけでなく、コーラスの人や楽器のマイクも配置されています。それらを全てミックスし、調整して最終的な音源を作っています。つまり、人間の手による調整が加えられているのです。もし人間が関与するならば、少しでも良くしようとするのは自然なことです。ですから、ピッチ補正だけを批判するのは適切ではありません。

まとめると、ピッチ補正は魔法ではなく、歌にはピッチ以外の要素も重要です。また、より良い音を聴かせるために努力することは当然のことです。ピッチ補正だけに注目することなく、全体的な努力を認めましょう。音楽に限らず、良い作品を作るために様々な努力を行っているのですから、ピッチ補正だけを批判するのは適切ではありません。皆さんもピッチ補正について誤解せず、多くの要素を考慮して音楽を楽しんでください。

以上が私の意見です。それでは、さようなら。

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