こんにちは。カラガラです。
エバラ食品工業の株式を購入したので、その経緯について記録しようと思います。
1. 株価がお得だと感じたから
まず一つ目の理由は、エバラ食品工業の株価がお得だと感じたからです。
株価がお得かどうかを判断するために、「PBR」と「PSR」という2つの指標に注目しています。
「PBR」は、株価が会社の資産価値に対してどれだけ高いかを示す指標です。1より小さい場合、株価はお得と言えます。
「PSR」は、株価が会社の売上に対してどれだけ高いかを示す指標です。個人的に、0.75以下の場合、株価はお得だと考えています。
2023年7月13日時点で、エバラ食品工業のPBRは0.9、PSRは0.64で、これらの数値からエバラ食品工業の株価はお得だと感じました。
2. 業務内容が魅力的だったから
二つ目の理由は、エバラ食品工業の業務内容が魅力的だと感じたからです。
エバラ食品工業は、焼肉のたれ、鍋つゆ、すき焼のたれ、浅漬けの素など、多くのトップシェア商品を抱えています。
個人的に、ジェレミー・シーゲルの『株式投資の未来』の影響で、生活必需品を取り扱う企業は投資先として良いイメージを持っています。
3. 会社のお金の状況が良くなってきているから
最後に、エバラ食品工業のお金の状況が良くなってきているからです。
10年前に比べて純資産は1.7倍になっています。
2021年以降は有利子負債のない無借金経営です。
無借金経営にはメリットとデメリットがあります。
メリット
- 金利リスクの軽減:借入金がないため、金利上昇による返済負担の増加や金利変動によるリスクを気にする必要がありません。
- 財務健全性の向上:借入金がない企業は、財務健全性が高いと評価されます。これは、投資家や取引先からの信頼を得やすく、企業の信用力を高めます。
- 自由な経営判断:借入金がないと、返済のためのキャッシュフローを確保する必要がなく、経営資源を自由に使うことができます。これにより、新たな投資や事業展開に柔軟に対応することが可能になります。
デメリット
- 成長機会の制限:借入金を利用することで、自己資本だけでは賄えない大規模な投資や事業拡大を行うことができます。無借金経営を続けると、これらの成長機会を逃す可能性があります。
- 株主還元の制限:借入金がないと、利益を再投資するか株主還元に使うかの選択肢が限られます。特に、配当や株式買い戻しによる株主還元を重視する株主にとっては、無借金経営はデメリットとなる可能性があります。
個人的には、すでに借入金を使っている企業よりも、借入金に頼っていないのに利益を出せている企業の方が、借入金という切り札がある分、伸びしろがあるのではないかと考えています。
まとめ
- PBR(株価純資産倍率)が0.9、PSR(株価売上高倍率)が0.64と、株価が企業の実質的な価値を反映していない
- 焼肉のたれ、鍋つゆ、すき焼のたれ、浅漬けの素など、多くのトップシェア商品を抱えている
- 借入金に頼っていないのに10年前に比べて純資産は1.7倍になっており、伸びしろがあると考えている
という理由でエバラ食品工業の株式を購入しました。
インデックス投資と比べると、個別株投資は儲けれたらラッキーぐらいの趣味ですが、自分で作戦を立てて市場と向き合うのは楽しいです。
皆様におかれましても、ご自身のリスク許容度と相談しながら投資と関わっていただければ幸いです。
それではさようなら。
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