シェーグレン症候群への運動療法は有効?最新のメタ分析レビュー

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シェーグレン症候群は、自己免疫疾患の一つで、涙腺や唾液腺が慢性的に炎症を起こし、口や目の乾燥感が特徴的な病気です。また、関節痛や疲労感などの全身症状を伴うこともあります。

今回ご紹介するのは、原発性シェーグレン症候群(pSS)患者さんを対象に、「運動療法が痛みや疲労、生活の質、病気の活動性、有酸素能力、口や目の乾燥感にどれくらい効果的なのか?」を調査したシステマティックレビューとメタ分析の論文(R)です。

研究の方法

研究者はWeb of Science、PubMed、ProQuest、SCOPUS、Cochrane Library、PEDroなどのデータベースからランダム化比較試験(RCT)を収集。合計5件のRCT(対象は269名の女性患者)を分析しました。

研究の質は、「Risk of Bias version-2 tool」と「PEDro scale」を使ってしっかり評価しています。

研究結果

  • 運動療法は、何もしないコントロール群に比べて、痛み(p=0.008)、疲労(p<0.00001)、生活の質(p=0.0003)、有酸素能力(p=0.009)を明らかに改善しました。
  • 特に筋力トレーニング(レジスタンス運動)が効果的で、痛み(p<0.00001)、疲労(p<0.00001)、生活の質(p<0.00001)、病気の活動性(p=0.02)を大きく改善したとの結果が示されています。

リハビリへの示唆

  • 運動療法はシェーグレン症候群の患者さんの痛みや疲労感を軽減し、生活の質や有酸素能力を向上させる有望な方法です。
  • 特にレジスタンス運動を中心に、患者さんの状態に合わせて運動プログラムを組み込むと、より良い効果が得られる可能性があります。
  • 今回の研究結果から、薬に頼らない治療法として、運動療法が積極的に推奨される可能性があります。

結論

原発性シェーグレン症候群(pSS)の患者さんにとって、運動療法(特にレジスタンストレーニング)は症状を改善する効果的なアプローチであることが示されました。症状管理の手段として、積極的な導入が検討されるとよさそうです。

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