- 最近は忙しかったです。
- まずは産婦人科の診察。奥さんが不正出血があったり生理不順があったのですが、近所の産婦人科が「わからない」と匙を投げた(のに高い金は盗る)ので、痺れを切らして少し遠い病院にセカンドオピニオンしたのだ。
- 奥さんは車の運転が苦手。それでも今年1年でだいぶ上達したのだから褒めてあげたいけど。
- そんな感じなので、公共交通機関で病院に通院しようとしていたのだが、公共交通機関って無駄に時間かかるんですよね。愛知県みたいな車社会は特にそう。僕は過激派なので、一人一台車を所有するような社会は間違っていて、公共交通機関をもっと発展させるべきだと思う。
- 話を戻すと、そんな公共交通機関で病院に行こうとすると無駄に時間がかかってしまうので、「なら僕が送っていくよ」ということで、週に1~2回の通院を手伝っていたのです。
- 手伝うといっても、妊娠・出産自体は夫婦の問題なのだし、2人でやるのが当たり前なのかもしれません。
- そして、うつ病で休職している現状を回復させたい僕としても、外出する機会を増やす口実になるので一石二鳥なわけです。理屈だけでの話ですけど。
- とはいえ、病院を変えてよかったです。なぜか近所のクリニックより安いし、そのうえ丁寧だし、待ち時間も少ないし、いいことしかありません。みんなもしようセカンドオピニオン。
- あとは、ピアノの発表会もありました。
- 「お前仕事休んでるのにピアノの発表会は出れるのかよ甘え乙」という声が頭の中で鳴り響いて救急車のサイレンみたいにドップラー効果を発動していますが、うつ病を治すためには活動量をできる活動で増やすようにと先生にもChatGPTにも言われているので、この活動がひいては職場のためになるのです。
- と強がってみるものの、やっぱり職場の人に見られたらどうしようと思う。しかも僕は外来のリハビリをやっていたので、患者さんに遭遇する危険性もあるのだ。理学療法士って素敵な仕事ですね。
- ピアノの発表会はまだうつ病で休職する前に申し込んだのだけれど、その後休職してからしばらくはピアノの練習ができなかったので、一度下手になったところから発表できるレベルまで戻すのが大変だった。
- 「前はもっと弾けたのに」と思うと人間ダメなのだ。高齢者が「自分はもうだめだ」と言う理由がわかる。子どもは右肩上がりだけど、大人は波はあれど、ほおっておけば右肩下がり。頑張ればギリギリ上達するが、練習しないとすぐに急降下。しかもそこへ戻すのが大変なのだ。
- うつ病という病気は無心とは真逆の状態だ。おまけに僕はADHDも持っているものだから、ピアノでミスするたびに「もっと力を抜かないと」「いやこう考えている時点でダメなのでは」「先生に失望される」「なんでこんなことやるって言っちゃったんだろう」と、井戸端会議に花を咲かせるおばちゃんのようなうるささだ。当然楽譜と違う曲が耳から聞こえてくることになる。
- だけど先生が優しかったので何とかなりました。ボイトレに行っていたときは、若い先生だったけど、「元の曲はそんな風に歌ってないよね」「もっと真っ直ぐな音程で歌って」とか厳しかった。それに比べると、今のピアノの先生は本当に優しい。
- 本番は子ども達に囲まれながら演奏した。親御さんは僕と同じぐらいなわけだからすごい。聞いていると、僕のピアノのレベルは年長ぐらいかなと思う。もちろんそれもピンキリで、小学5年生でめちゃくちゃ上手い子もいれば、同じぐらいで演奏しながら不安そうに先生の方を振り返る子もいた。
- あと思ったのは、基本的にみんな僕よりうまいのだが、どうしても焦ってしまう人が多いなと思った。上手い子は「もっと早く演奏したらかっこいい」みたいな感じだし、緊張している子はミスするたびに加速&ストップという感じで、BPMが安定しない感じだったし、本当に上手な人や先生の発表を聞いていると、そこがスムーズというか、ギクシャクしないバランスで収めて演奏できると良い感じに聞こえるんだなとわかった。
- なので僕が発表するときも、できるだけ止まらないように、そして早くなりすぎないように気を付けて演奏した。おかげでミスは(信じられないぐらいたくさん)あったが、聞いていた妻曰く良かったらしい。人間堂々としていれば意外となんとかなるとはオモコロの永田さんの言葉だったと思うが、本当にそうだと思う。
- その後にメンタルクリニックの診察があったので、ピアノの発表会など活動はできる範囲でしていること。そして、職場の人にどう思われるのか怖いこと、とはいえ回復はしてきている感じがすることなどを伝えた。先生からは「人の感情はコントロールできないので、できるだけ会わないようなところで活動して」と言われた。先生に言われたことをClaudeに伝えたら「その先生が言うことはもっともです。いい先生ですね」と言われた。よかったね。


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